■残業代の計算方法

 残業手当の計算方法は、

 賃金総額(割増賃金計算の基礎となる賃金には算入しない手当等を除く)を所

 定労働時間で割って1時間当たりの賃金単価を計算し、この賃金単価に割増率を

 乗じ、これに法定時間外労働時間や、休日労働時間、22時以降翌朝5時まで

 の深夜労働時間を乗じて算定します。法定労働時間は1週40時間、1日8時間

 です。例えば、1日に9時間実労働時間があった場合には1時間の時間外労働が

 あったことになります。

 また、週6日勤務で1日7時間の実労働時間の場合、1日当たりでは法定労働

 時間を超えることはありませんが、1週当たりで見ると7×6=42時間となり週法

 定の40時間を2時間超過することとなり、2時間の時間外労働が生じることにな

 ります。会社の所定労働時間が1日7時間の場合、所定労働時間を1時間超

 過した場合でも法定労働時間を超えることはありませんので、会社は割増手当を支

 払う必要はありません。尤も1時間分の賃金単価分は支払う必要があります。

 

◆割増率

法定時間外労働については2割5分以上

休日労働については3割5分以上

深夜労働については2割5分以上

 

◆割増賃金計算の基礎となる賃金には算入しない手当等

 ・家族手当

 ・通勤手当

 ・別居手当

 ・子女教育手当

 ・住宅手当

 ・臨時に支払われた賃金

 ・1箇月を超えるごとに支払われる賃金

 

以上の各手当てについては名称にとらわれずに実態に即して判断します。

  *なお、通勤距離や家族構成などに拘りなく労働者に一律に定額が

    支払われるような場合には増賃金計算の基礎となる賃金に算入して

構いません。